実践プログラム例
― 挑戦から始まり、チームで学び、協働へと育つ ―
実践プログラムとは
本ページでは、樋口が設計・運営してきた 実践型プログラムの具体例を紹介します。
これらのプログラムは、あらかじめ完成された答えを学ぶものではありません。
実際の地域課題や挑戦を題材に、個人の参加からチーム形成、協働の実装へと進む学びのプロセスそのものをプログラム化しています。
プログラム設計の基本構造
すべての実践プログラムは、以下の構造を基本としています。
- 挑戦や問いに出会う
- 小さく関わる
- 役割を担う
- チームとして動く
- 振り返り、次の挑戦へつなぐ
この循環を通じて、学びが個人に留まらず、チームや協働へと拡張していきます。
実践プログラム例①
地域イベント・マルシェ実装プログラム
地域イベントやマルシェを題材に、企画から実装、運営、振り返りまでを経験するプログラムです。
- 個人での関心参加
- チームでの企画立案
- 役割分担と現場運営
- 成果と課題の共有
イベントを「成功させる」ことよりも、協働が生まれる構造を理解することを重視します。
実践プログラム例②
市民協働プロジェクト実践プログラム
市民・行政・団体が関わるプロジェクトに参加し、協働の現場を体験的に学ぶプログラムです。
- 関係者整理
- 合意形成の過程
- 中間支援の役割
- チームとしての意思決定
一人では解決できない課題に、チームで向き合う経験を通じて、協働の難しさと可能性を学びます。
実践プログラム例③
社会貢献・防災協力実践プログラム
海岸清掃や被災地支援など、社会貢献活動を題材とした実践プログラムです。
- 自発的な参加
- 現場での役割形成
- チームによる運営
- 活動の継続と派生
「良いことをする」ではなく、人が集まり続ける仕組みとチームづくりを学びます。
実践プログラム例④
関係人口・外部人材参画プログラム
地域外の人材が関わるプロジェクトを通じて、関係人口の設計を学ぶプログラムです。
- 小さな関与から始める
- 地域内チームとの協働
- 役割の明確化
- 継続的な関係形成
個人参加が、チームの一員として定着していくプロセスを体験します。
実践プログラムの特徴
- 挑戦を起点にしている
- チームビルドが組み込まれている
- 成果よりプロセスを重視する
- 協働エコシステムと接続している
これにより、「学んで終わらない」「一人で終わらない」実践が可能になります。
次につながる設計
実践プログラムは、単発で完結するものではありません。
- 次の挑戦への参加
- 別プロジェクトへの接続
- チームの継続
- 協働エコシステムへの編入
といった形で、学びと協働が循環する設計になっています。