協働エコシステム実証|滑川市モデル

― 地域全体で協働を生み出し、拡大する仕組みを実証 ―


滑川市モデルとは

滑川市モデルは、人物型モデルと拠点型モデルで得られた知見を基に、地域全体を協働のエコシステムとして機能させる実証です。
このモデルでは、地域内の各主体(市民、企業、行政、NPOなど)が協働し、地域全体で協働が育成される仕組みを構築します。


実証の舞台:中滑川複合施設メリカ

滑川市モデルの舞台となるのは、中滑川複合施設メリカです。
メリカは拠点型モデルで培った協働の基盤を地域全体へ拡張する役割を担い、地域の多様なステークホルダーを巻き込みます。
地域全体で協働が生まれ続ける環境を作り出すことが狙いです。


地域内の協働拡大

滑川市モデルは、拠点型モデルで実証された協働の拡張をさらに地域全体へと波及させることを目指します。
各プロジェクト群は、地域の持続可能な成長を支えるために、以下の5つの柱で構成されます:

  • 公共施設・地域拠点運営プロジェクト群
  • 地域イベント・交流創出プロジェクト群
  • 地域発信・関係人口創出プロジェクト群
  • 子ども地域福祉・学びの場プロジェクト群
  • 環境・防災プロジェクト群

これらのプロジェクトが協働の場として機能し、地域内外の関係者を巻き込んでいきます。


「関わりシロ」の拡張と「第二の市民」の創出

滑川市モデルは、人物型モデルと拠点型モデルで得られた関わりシロの拡張を地域全体に広げることに力を入れています。
また、外部人材やインターンシップを積極的に受け入れ、地域のロールやミッションを通じて関与を深めることで、「第二の市民」を育成します。
地域の課題に関与する外部人材が増えることで、地域の活力が向上し、協働のエコシステムが広がります。


プロジェクト群の運営体制とリーダーシップ

滑川市モデルでは、プロジェクト単位の運営体制に移行し、各プロジェクトにリーダーを配置して分散型の運営を実現します。
樋口は2026年4月に一般社団法人ばいにゃこ村の代表を退任し、並走型ディレクターとして、各プロジェクトを支援する立場に移行します。

これにより、地域の各プロジェクトが自立し、協働が自然に生まれる環境が作られます


実証結果と次のステップ

滑川市モデルは、地域内外の多様なプレイヤーが協働し続ける仕組みを作り出すことが目標です。
これにより、地域内の課題解決が進むとともに、地域の活性化協働の持続的な拡大が実現します。
次のステップとして、富山県全域で協働エコシステムを展開する富山県モデルへの連携が期待されています。


滑川市モデルから得られた示唆

滑川市モデルから得られた重要な示唆は以下の通りです:

  • 地域全体で協働が生まれ、拡大する仕組みが構築できる
  • 関わりシロを拡張し、「第二の市民」を育成することができる
  • 地域の活性化には、協働エコシステム全体の管理が必要

これらの知見は、次の段階である富山県モデルへの展開に向けた重要なステップとなります。


他モデルとの関係性

滑川市モデルは、協働エコシステム実証の地域型モデルです。

  • 人物型モデル:個人・チーム
  • 拠点型モデル:公共施設・拠点
  • 滑川市モデル:地域全体
  • 富山県モデル:県域

人物型モデルと拠点型モデルで得られた知見を、地域全体の協働へと広げる重要な役割を担っています。


まとめ

滑川市モデルは、協働エコシステムの構築が地域全体に波及する仕組みを提供します。
個人からチーム、チームから拠点、拠点から地域へと、協働が重なり合い、循環することが滑川市モデルの核心です。
これにより、持続可能な地域社会が作られることが期待されます。


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■ 滑川市に実装時点の予定体制図

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